考えるコアラの頭の中

思考の整理整頓のために書きます。なので、思考ダダ漏れで読みづらいです。いつか推敲します。※18/6/26以前の記事は、別人格です。今から思うとおかしな事を言っているなと思ったりします。成長過程として敢えて残しておきます。何卒、ご理解ください。

ギバーが「モテ」たる所以

※話の展開の便宜上、ギバーとテイカーは男を想定しているので、不快に思われた方はすまぬ。

筆者は本題の解のヒントが「ポトラッチ」にある気がして止まない。

ポトラッチとは、北アメリカ北西部に棲息するインディア族の儀式の1つである。

その内容は、食べ物や衣服といった物を贈与する事によって、その価値の高さに応じて贈与者の地位の高さが決まるというものだ。

これはつまり、私があなたよりどれだけ優れているのかは、私があなたにこれだけ高価な贈り物をする余裕があることから自然とわかるでしょう、ということを、贈与する事で暗に認めもらうということだ。

これを本題に当てはめてみる。

ギバーは常に他者にエネルギーを分け与えることから、ポトラッチでいう「勝者」である。一方、テイカーは他者からエネルギーを奪取することから、「敗者」となる。余裕がないのだ。余裕がないから、他者にエネルギーを分け与えることができない。

(なぜエネルギーなのかというところであるが、多くの先進国は物が溢れる物質主義であり、物の価値よりも目に見えない精神的なものの価値に比重がシフトして行っているからである。日本で言うならば、今は昔に比べて「物」「金」といった目に見えるものよりも、「安心」「楽しさ」といった目に見えないものが重視されつつある。詳しくは、『お金2.0』を読もう。)

なんとなくギバーがなぜモテて、テイカーモテないのかがわかった。

では、女性に対して優位性を保つことで、なぜ「モテ」に繋がるのか?

ギバーはギバーたるゆえに、女性に余裕の振る舞いができる。デートでリードしたり、さりげない気遣いをしたりすることだ。

それを、女性は無意識のうちに「私よりも優れている人」と思い込む。ポトラッチの理論によれば、そうであり、実際我々も、余裕の佇まいをしてる人には、先入観として「安心感」を覚える。実態はいざ知らずだが、ともかくそう感じる。ギバーは、余裕の振る舞いをすることで、「安心感」というエネルギーを女性に与えているのかもしれない。

すると、男女間で「男>女」という関係が生まれる。(これは、男性優位と呼ばれたりしている。優位な男がいた場合、女はその子孫を本能的に残したがる。というよりは、遺伝子が自らのデータを生存させるために、そうするように仕組み化されているのである。これは、我々が何万年も前に生まれて今も生きている理由である。生物は遺伝子の乗り物に過ぎず、遺伝子はその乗り物を通してその生存を確保する。

生き残り戦略なのである。だとしたら、女が遺伝子的に優位な男を目の当たりにして、その遺伝子を残したいと思うのは、至極当然のことであり、なんら不思議はない。

こうして、ギバーは女から性的対象と判断され、その股を喜んで開いていく。もちろん、その門を開くのに幾重もの試練が立ちはだかっているわけだが、それは男が本物のギバーであるかの選考試験であり、いわゆるテストである。ギバーなら当然、クリアできるよね?と女は楽しんでいるのである。

男は、徹底的なギバーでなければならない。