2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
日本には、 「衣食足りて礼節を知る」 ということわざがある。 意味は、 「人は、衣服や食事などの物質的な不自由が無くなって、初めて他人に礼儀正しくできる」 ということだ。 これが意図するところは、 「まずは自分の事を終わらせないと、他人に無礼な事…
モラトリアム時代である。 金は働けばある程度貯まり、時間がたっぷりとある、生活を支えてくれる家族もいる(家事をしてくれたりご飯を作ってくれたり、住まいを提供してくれたり)。唯一の欠点といえば、視野が狭いことだ。だから、この余りある時間という…
ブラックなアルバイトで精神を減りすらし(周りと比べて自分の才能の無さにも)授業のつまらなさに愕然として、大学はもはやサークルに所属するためだけの所だった。だが、音楽サークルのためだけに年間120万も払うのは解せず、どうにか大学に意義を見出そう…
何をやればいいかわからない。 時折そう言う人がいる。 確かに、何をやれば成功するのかはわからないだろう。なぜなら、現実で起きている事は人間の脳では理解できないくらい複雑な要因による結果だからだ。単純な原因→結果で事象が起きるのではなく、複数の…
前回記事の続き 自己実現欲を満たす(自分だけの世界観を持つ)ことは、代替不可能な個人(他の人間よりも強みを持つ個体)になろうとすることであり、それは子孫繁栄上、有利である。 なぜなら、そうした強みに子孫繁栄上の価値を感じる人が、その遺伝子を受け…
今回は、進化心理学における人間の行動原理(子孫繁栄)とマズローの欲求説についてだ。 マズローの欲求説(正式名称は「欲求5段階説」)は、明確な科学的根拠があるわけではない。人間性心理学者であったマズローの直感から生まれた「仮説」に過ぎない。だから…
まず言っておこう。 正直、企業研究なんてやってられない、と。 数多くある業界、しかも一つの業界の中にもまた夥しい数の企業がある。 これを全部網羅的に調べるのは、実質不可能だ。 僕たちの時間は有限であり、そんな根気もない。企業研究なんてセックス…
現実が頭で思い描いた通りに(理想通りに)ならないと、僕たちの心はモヤモヤする。 この心の状態の事を仏教の世界観では、「苦悩」と言う。僕たちは現実と理想の乖離(ギャップ)に「苦悩」するのだ。 苦悩した時、僕たちは遺伝子的なレベルで、この苦悩から免…
今日は、僕にとって意義深かった失敗談を話そうと思う。自分語りとなってしまい、大変恐縮だが、自分に自信が持てないという方や人生の意味に悩んでいる方向けに、少しでも勇気付けができればと思い、筆を執った次第だ。 話は、僕の高校時代に遡る。 以下、…
四、情で動くな、合理的に動け。ただし、目標は感情的に。 たとえば、入りたい大学があるとする。 これは、人生のゴールではないから、あくまで合理的な目標であるべき(階段の途中みたいなもの)だが、多くの受験生にとって、第一志望の大学は憧れであり、入…
三、ギバーたれ。(自分の事は話さない。自分ごとをまず終わらせる。面倒を楽にする工夫をする。) 人は話をするのが大好きだ。だから、僕たちはその人からうまく話を引き出すだけで、その人にとって価値のある人間になれる。誰かの役に立てることほど嬉しい事…
僕たちがひとりの人間として、本当に実現したい事があるとしたら、それが見つかるのは基本的欲求を満たしてからである。 ろくに飯も食えず、睡眠も摂れていない、いつ死ぬかわからない状況下にいる人が、心からやりたい事を見つけるのは難しいだろう。 …
例えば、飲み会大好きな一般的な学生が、今月は1万円しか手取りがないとする。 その場合、一回の飲み会代が2,500円だとすると、その月は4回しか飲み会に参加することができない。 しかし、この頭パッパラパー大学生は、友達からの誘いを断れず、ノリで5回目…
一、白黒付けない。(例えば、あの人がこう言ったとしても、それは状況により変わるもの。) 二、選択肢は今あるもので考える。(ないものを用意する事の労力は計り知れない。) 三、ギバーたれ。(自分の事は話さない。自分ごとをまず終わらせる。面倒を楽にする…
有能(好きな事で飯が食える)な場合、その好きな事ができる仕事に就けば良い。就けるかどうかは君の情熱次第。というよりは、現時点で稼げているのなら、わざわざ会社に勤めなくて良い。フリーランスとして活躍して法人を立ち上げたり結婚して、うまく節税し…
やりたいこととはなんであろう? 僕は、本当にやりたい事というのはあらゆる欲求を満たした後に生まれるものである気がしてならない。 そして、そのやりたい事とやらが僕たちの幸福感に繋がるとしたら、僕たちはそのやりたい事を探すのは当然のことなのであ…
生まれた時から、僕たちは否応なく「国」「地域」「家族」というコミュニティに属することが運命付けられている。 なぜなら、それらのコミュニティに属さないと生きていけないくらい僕たちは「か弱い存在」だからだ。 どれくらい「か弱い」かと言うと、誰か…
成功するかしないかに関わらず、自分が今ある経験値や知識で考えてみて、「これやってみればいいんじゃないか」と思えた行動を取ってみる。 そして、それでダメだったら、ダメだった時に次取るべき行動を考える。 そうすると、ワクワクが生まれる。まるで冒…
実力のある者が、組織的なルールに基づいた虚構の権力だけを有する上司に逆らうことができない。 腹では思ってもないことを言わなければならない時が往往にしてある。また、上司の言ったことは、きちんとした理由がない限りは断ることは許されない。なぜか?…
競争心があると、成長のモチベーションになる。あいつに負けたくない。だから、頑張ると言った具合にだ。 しかし、競争を突き詰めるとどうなるだろうか? あらゆる分野において競争心を燃やし、競争で勝てない自分に辟易とする。すると、なんて自分はダメな…
人が子供を産む理由は、遺伝子の生存本能からくるものだ。 つまり、自分の遺伝子を残すために子供を産もうとする。 だが、子供から元気をもらおうとして、つまり、自らの承認欲求を満たそうとして子供を産んだばあい、必ずしも子供から無条件の愛を受けると…
巨大組織は、居心地が悪い。 例えば、大企業に勤めるようになると、出世するためには上司からの評判が第一である。そして、同期と同じ土俵で勝負することになる。適性はほとんど無視である。 また、ヒトは他人の噂が好きである。他人のスキャンダルで人生を…
今回は、僕の少し前の話をしよう。 文章はズタボロだ。 それでも気にしないという方が読んでくだされ。 僕は、負けず嫌いだった。 かけっこは学年の中で一番速かった。毎回運動会や遊びになると、ヒーロー扱い。チヤホヤされた。 中学では、勉強をやった。頭…
労働は資本家にちゅうちゅうヒルのごとく座れる運命にある。なぜなら、そのような構造の中に組み込まれるからだ。 では、我々が優先すべきことは何か? 消費を止めることである。 非生産的な活動を一切やめ、搾取対象から逸脱することである。でなければ、我…
今回は前回の続き 前回は、人間は幸せを享受するために生きていて、そこに仏教の話が加わって5大欲求にまで話が及んで行った。その続きだ。 人間には5大欲求がある。 いうまでもないだろうが、下位層から ①生理的欲求(食欲・性欲・睡眠欲) ②安全欲求 ③所属欲…
人類のミッションは、言うまでもない。 コスモポリタニズム的な世界の実現である。 なぜ人は争うのか? なぜ平等であるはずの人間に貧富の差があるのか? 簡単である。 搾取する側と搾取される側が存在するからだ。貧しいと感じる人は、搾取されているのだ。…
意見を一旦受け入れて、客観的に見て批判してくれる存在は、何よりも尊いものである。彼らからはまさしく、生きるエネルギーをもらえる。それは、自分に見えなかった視点を貰えることなのである。彼らはまさしく、「ギバー」なのである。 一方、テイカーは、…
※話の展開の便宜上、ギバーとテイカーは男を想定しているので、不快に思われた方はすまぬ。 筆者は本題の解のヒントが「ポトラッチ」にある気がして止まない。 ポトラッチとは、北アメリカ北西部に棲息するインディア族の儀式の1つである。 その内容は、食…
人間の生まれてきた意味はなんだろうか? こういう哲学的な問いをぶつけると、とても退屈で、ややもすると眠くなってしまう人がいるだろう。 しかし、これは僕たちが生きる目標を失った時「物凄い力を発揮してくれる」。 不思議なもので、人間、その中でも特…
一流のスポーツ選手は、その肉体や技術だけではなく、メンタルも一流として鍛えられている。なぜなら、試合の大事な場面において、勝負を左右するのはメンタルだからである。そこにおいて受ける圧倒的なプレッシャーに打ち勝った者にこそ、勝利の女神が微笑…