理想と現実の狭間に(2)
今回は前回の続き
前回は、人間は幸せを享受するために生きていて、そこに仏教の話が加わって5大欲求にまで話が及んで行った。その続きだ。
人間には5大欲求がある。
いうまでもないだろうが、下位層から
①生理的欲求(食欲・性欲・睡眠欲)
②安全欲求
③所属欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
である。
何よりも大事なのは、①である。
裾野が広い一番下の土台がしっかりしていなければ、余裕のある人間にはならない。我々は、①をまずは満たす必要があるのだ。
あるいは、別のアプローチとして、幸せを見つけるには、自分の価値観全てを精査することだ。つまり、今まで当たり前だと思っていた習慣、癖、慣習、無意識にやっていること全てに疑問を持つことだ。
全てのものになぜ?と問いかけることである。これは誰とって何のためになるのだろうか?まずは、自分にとって何のためになるのかと考えるのが楽であろう。
我々のミッションは、世界平和である。人類とした産み落とされてきたもの全てが、自由を享受するものとして生まれてきたのである。だとしたら、一人一人が幸せにならなければならない。幸せな人間は豊かな人間である。豊かな人間は精神的余裕のある人のことだ。精神的余裕のある人間は、その溢れ出るエネルギーを他者に与えることができる。逆に、他者からエネルギーをもらうことだってできる。
我々一人一人が自由になるべきだ。自由になり、溢れ出るエネルギーで他者にエネルギーを分け与える。逆に他者からもエネルギーを分けもらう。こうして、世界平和は実現する。
我々はこの事に早く気がつくべきだ。