僕が常に意識している事
一、白黒付けない。(例えば、あの人がこう言ったとしても、それは状況により変わるもの。)
二、選択肢は今あるもので考える。(ないものを用意する事の労力は計り知れない。)
三、ギバーたれ。(自分の事は話さない。自分ごとをまず終わらせる。面倒を楽にする工夫をする。)
一つずつ説明していこう。
一について。
何でもかんでも正解、不正解を付けたがる人がいる。なぜならそちらの方が考える手間が省けるからだ。機械的に、Aは正解で、Bは不正解と決めつけてしまった方が楽なのだ。人間は楽な方へ楽な方へ向かう性質がある。よって、物事に白黒を付けて複雑な思考をシャットダウンするのだ。
面倒な作業をしないという点においては、合理的である。しかし、考えない事による弊害は計り知れないだろう。例えば、他人の情報を鵜呑みにした結果、それが詐欺的なものだったら、僕たちの財産は危うくなる。
だから、僕たちは考えなくてはならない。Aはたしかに正解だが、この状況においては不正解になる。
月並みな例だが、信号機無視がわかりやすいはずだ。
日常において、信号機が赤の場合、道を通ってはいけない。なぜなら、それは法律という固いルールで定められているからだ。それを破った場合、僕たちにはそれなりの罰が科せられる。
しかし、それは絶対的な正解ではない。
どういうことかと言うと、こんな状況の場合は例外となる。すなわち、人命救助のため病院に向かいたい、そんな一刻を争う時に、信号機に関する法律を守っている場合だろうか。この場合、法律を守るのが正解だろうか。それとも、信号機を無視して1秒でも早く怪我人を病院に運ぶのが正解だろうか。
どちらも正解ではないが、不正解でもない。その時の状況により、変わってくるし、一概にどちらが正しいとは言えないのである。
だから、簡単に白黒付けてはいけない。それは一方的な決めつけ行為、レッテル貼りと何ら変わらない。それは一方的なコミュニケーションで、自己満足に過ぎないのだ。
次回は、二について。