競争することの弊害
競争心があると、成長のモチベーションになる。あいつに負けたくない。だから、頑張ると言った具合にだ。
しかし、競争を突き詰めるとどうなるだろうか?
あらゆる分野において競争心を燃やし、競争で勝てない自分に辟易とする。すると、なんて自分はダメな人間だと思い込む。
僕たちは競争心を利用すべきだ。
競争心は自分が心惹かれる分野で使うべきだ。もっと上手になりたい、あの人みたいにうまくなりたい。
そして、自分なりのゴールを決めることだ。決して他者とゴールの競い合いをしてはいけない。上には上がいることを自覚する。気付いたら頂点にいた。それくらいがいい。自分なりの着地点を感じて見つけるべきだ。
そうしたら、他の心惹かれる分野に身を委ねる。同じように自分のやりたいように突き詰めていく。
このように、僕たちはある分野とある分野の掛け合わせによって独自の存在になれる。興味が僕たちを特別な存在にしてくれる。
僕たちは一人一人が個別の人間だ。
生まれも育ちも違う人間で、興味も惹かれるものも人によって千差万別だ。その数は数え切れない。その数え切れない分野の掛け合わせを選んだ先に、僕たちの自由がある。代替不可能な存在になる。