まずは何が何でも自分の事を終わらせようって話
日本には、
「衣食足りて礼節を知る」
ということわざがある。
意味は、
「人は、衣服や食事などの物質的な不自由が無くなって、初めて他人に礼儀正しくできる」
ということだ。
これが意図するところは、
「まずは自分の事を終わらせないと、他人に無礼な事をしてしまうリスクが急増するよ」
という世代を超えた多くの人達が深く共感する、大事な大事な【警告】なのである。
何が言いたいかというと、
「自分の事もままならないのに、他人に価値を与えられるはずがない」
という事だ。
自分の事で頭がいっぱいになると、他人の事なんざ1パーセントも考える時間的、精神的な余裕はなくなる。すると、人は大体が失礼な態度を示すことになる。つまり、自己中心的な行動をとりがちになってしまうのだ。それは生存戦略上、不利になるだけでなく、著しくQOLが下げる結果となってしまう。
僕たちは幸せを享受するために生まれてきた。幸せとは、今ある生を謳歌し、優秀な遺伝子を未来に引き継ぐことである。僕たちはそういった事に心を踊らせ、幸せを感じる。すなわち、幸せと生存戦略は切り離せない。
では、どうしたら最短で自分の事を終わらせられるようになるのか?
まずは、人生の目標を決める事だ。
目標を決めたら、それに必要な条件を考える。論理的に。
それを繰り返すと、「今日何をすべきか」がわかるようになる。
1日のノルマがわかってしまえば、あとはそれを愚直にこなしていくだけだ。余った時間や労力は、ノルマを超えて作業をしても良いし、全く新しい事をやるのでもいいだろう。
注意すべきは以下の通りだ。
・やるべき事は、今すぐ取りかかる
解説: 後回しは絶対にしない。時間の余裕が無くなり、冷静な思考ができなくなる。結果、他の作業の質が下がる。
・やるべき事は、面倒臭いことから
解説: 朝は最も脳の中が整理されている。複雑な問題にも柔軟に対処できる確率が高いのだ。だから、起きたら面倒臭いことから取り掛かろう。逆に、夕方以降は、何も考えずにできることがいい。
・作業は、質よりスピード
解説: スピードというより量が大切だ。量を生み出すにはスピードが何よりも大事で、質を上げるには量が大事なのである。だから、スピード→量→質という流れを肝に銘じる。
・リスクがある時は、リスクヘッジを必ず考える
解説: 次の次の手を予め考案しておく事で冷静な対応が可能。クールさを欠いた脳は、使い物にならない。常に冷静に物事に対処すべき。
以上、今日ふと思った事を共有した。