幸せは脳のiOS次第という話
僕たちの脳はiOSだ。
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iOSとは、例えば、青いボタンを押したら右の扉が開く、赤いボタンを押したら左の扉が開くように設計された機械があるとする。
この「青ボタン→右扉」「赤ボタン→左扉」という機械の反応の仕方を決定付けている指令塔のことだ。
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生きていると楽しかったりムカついたり、それを解決しようとしたり、なぜ楽しいの?と考えたりする。
この感性や思考のメカニズム(仕掛け)の事を、ここでは「iOS」と呼ぶことにする。
実は、僕たちが幸せに生きるには、この「iOS」を適切にアップロードしなければならない。
「iOS」は一般的にこう呼ばれている。
・生き方
・正義
・思想
そして、僕たちが幸せに生きるために、もう一つ大事なことがある。
それは「快のテーマ」だ。
具体的には、「金」と「セックス」のことだ。
まずは、「生き方」について説明していこう。
政治哲学で有名なマイケル・サンデルによれば、生き方には4種類ある。すなわち、
②リバタリアリズム
④功利主義
のことである。
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前に4種類の思想の解説をテーマにした記事を認めたため、まだ読んでない方は参考にされたし。
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1つの純粋な思想で生きる人というのは稀で、大方の人は、この4つの思想があらゆる比率でブレンドして形成された、独自の思想で生きている。
かく言う僕も、御多分に洩れず、ブレンド型の思想の持ち主だ。
しかし、比率で言うと
リバ : 功利 : コミュ = 4 : 4 : 2
であるように思う。
というのは、こうした生き方が今のご時世、幸せだからである。幸せの戦略として、この思想は合理的なのである。
以上、iOSの話はした。
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つまり、無駄に他人の生き方に干渉せず、自分の生き方にもちょっかい出されないように生きる。
そうすれば、自分以外のものに振り回されたりすることがなくなる。
こうした生き方を望む人が多いのではないだろうか?
毎日クソみたいな上司のご機嫌を伺い、いたくもない家族と共に過ごし、お金のせいでやりたいことができず、国籍や人種、考え方の違いで差別される。
そんな周りに縛られた生き方に、人間はできていない。こうした不自由を享受しているうちに、めっきし心は腐り果てるのだ。
リバタリアリズムは、こうした不自由を拒絶する。人間本来の生き方とマッチしているように思う。つまり、幸せとも相性がいいのだ。
コミュニタリアニズムはというと、やはり、生きていく中で、家族は持ちたいものなのである。すると、家族の中で、独自の正義が構築されていく。しからば、こうしたコミュニティ内の正義を受け入れるのも、幸せなのである。
功利主義は、より価値を生み出す際の指針となる。今の自分ならどんな価値を最大に生み出すことができるかが、カネや女に困らずに生活していく上で鍵となる。
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次回は、「快のテーマ」である。