有酸素運動の前に必ずやるべき事
何事もそうだが、ただなんとく作業をするのと、それに意義を見出し、どうしたら効率良く効果が出せるかを考えるだけで、結果がだいぶ違ってくる。
資格勉強、受験勉強、仕事、金稼ぎ、家事、出勤…なんでもそうだ。
今回の場合は、有酸素運動である。
有酸素運動とは、持久的な運動の事を指し、水泳やサイクリング、ウォーキングやジョギングなどがこれに当たる。
まず、この有酸素運動という名の作業の意義であるが、多くの方が「痩せたいから」という理由で自発的にやり始めるのではないか?
もちろん、学生の頃からの惰性で続けている。楽しいから続けているという理由もあるだろう。
だが今回に限っては、「痩せたいから」と理由に焦点を当てたいと思う。
では、痩せたいからといって、なぜ有酸素運動なのか?という意味では、まあ多くの方が直感でわかるだろうが、有酸素運動をすることでカロリー消費が激しくなる。結果、痩せるという認識なのではないだろうか。
これは間違ってはないが、もう少し痩せるメカニズムについて考えてみよう。
まず、有酸素運動をすることにより、エネルギーを消費する。このエネルギーは、炭水化物から得られるブドウ糖、中性脂肪から得られるケトン体、タンパク質から得られる糖が存在する。
我々の多くが認識してるのが、二番目の中性脂肪ということである。こいつを撃退できれば、「痩せられる」。
有酸素運動の意義については話した。
では、効率良く効果が得られる、つまり「痩せられる」にはどうすれば良いか?
言い換えれば、効率良く「中性脂肪を撃退する」にはどうしたら良いか?ということになる。
簡単に実行できる回答が2つある。
1つは、有酸素運動の前に筋トレをすることである。
筋肉を増大させることで、その分エネルギー消費が多くなり、効率良くエネルギーを消費することができる。これは詳しい人にとっては常識だろう。
意外と知られていないのが、2つ目のカフェイン摂取である。
一般的にカフェインは、眠気を覚ますという効果で知られているが、これ以外にも「中性脂肪を優先的に燃焼させる」効果がある。
お分りいただけただろうか。そうである。
有酸素運動の前にカフェインを摂取すれば、二番目のエネルギーたる中性脂肪を効率良く撃退することができるのだ。
では、次に考えるのが、カフェインをいつ摂取するかであるが、ある実験によると、これは運動の30分前が良いとされている。
カフェイン摂取後30分で血中のカフェイン濃度が最大となる。
よって、有酸素運動の30分前にカフェイン(コーヒー1杯分が良い)を摂取➕筋トレを行えば、効率良く中性脂肪を燃焼することができるということだ。
ちなみに、有酸素運動の際に、特に消耗するエネルギーがある。それはBCAAと呼ばれる必須アミノ酸であるが、実は筋肉の30%を占める成分である。
よって、有酸素運動の前にBCAAを摂取することで、効率良く筋肉の代謝を行うことができるのだ。
話を戻す。
一ヶ月も続けていれば、その効果が自身の体で実感できるだろう。
みるみるうちにカラダが引き締まり、生まれ変わった気分になる。
こうしてカラダが引き締まると、自然と心も引き締まる思いがして、気持ちがポジティブになる。そうすると、世界が明るく見えて、人や仕事に対してポジティブに考えることができる。鏡の法則によれば、ポジティブなアクションを起こせば、必ずポジティブなアクションが帰ってくる。返報性の原理といってもよいだろう。
幸せになるには、まずは自身の健康からだ。
ぜひその効果を実感してほしい。
以上。